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医療者のためのLGBTQ講座

掲載日:2025年2月6日/更新日:2025年2月27日

「医療者がなぜLGBTQについて学ぶ必要があるのか」を知ることができる。『にじのかけはし』の著者:吉田絵理子総編集。

この資料について

LGBTQフレンドリーな医療機関になるために
セクシュアリティと医療に関する知識を網羅した,学術的ベースに基づいた医学書.
性の多様性に関する医療者の知識不足や配慮の欠如は,LGBTQの人々の医療アクセスへの障壁となり,多様化する社会ではLGBTQフレンドリーな医療機関を目指すことが求められています.本書では,医療者に必要なセクシュアリティの基本的な知識や,医療面接・問診票など病院・診療所での具体的な対応法をまとめました.
(南山堂ホームページより引用)


もくじ
第1章 総論
1. 医療者がなぜLGBTQについて学ぶ必要があるのか(吉田絵理子)
2. 性の多様性についての総論(坂井雄貴)
3. LGBTQ に関する医療の歴史(石丸径一郎)

第2章 医療一般
4. 問診・診察において配慮すべきこと (山下洋充)
5. 病院・診療所単位で取り組むべきこと (金久保祐介)
6. special population としてのLGBTQ (久保田 希)

第3章 研究
7. LGBTQ の健康課題─メンタルヘルスと受診状況─(日高庸晴)
8. LGBTQ の健康課題─学齢期におけるいじめ被害・不登校・自傷行為・自殺未遂の現状─(日高庸晴)
9. 日本におけるセクシュアルマイノリティ女性に関する研究(藤井ひろみ)
第4章 セクシュアリティ
10. ゲイ・バイセクシュアル男性の健康問題とケア(山下洋充)
11. セクシュアルマイノリティ女性の健康問題とケア(久保田 希)
12.トランスジェンダーのケア―診断, 治療, 性別適合手術・ホルモン療法―(針間克己)
13. トランスジェンダーのケア─一般の医療セッティング, 紹介のタイミング─(坂井雄貴)
14.トランスジェンダーのケア─子ども─(康純)
15.DSDs─体の性のさまざまな発達の新しい理解と臨床 ─(ヨ ヘイル)

第5章 ライフコース
16. 子ども・思春期のケア―小児診療の立場から―(杉山由加里)
17. 子ども・思春期の支援―支援者の立場から―(遠藤まめた)
18. 老年期のケア(永易至文)

第6章 専門科の視点
19. メンタルヘルス(林 直樹)
20. 物質使用障害(湯本洋介,嶋根卓也)
21.HIVを含む性感染症(谷口俊文)
22.LGBTIQA とIPV(岡田実穂)
23. 婦人科の視点─婦人科診療,リプロダクティブ・ヘルス, ホルモン療法─(池袋 真,白土なほ子,関沢明彦)
24. 泌尿器科の視点―セクシュアルヘルス―(土岐紗理)

第7章 支援・啓発・教育
25. 医学教育─医学生, 看護学生, すべての医療を学ぶ学生にLGBTQ について教える─(青木昭子,原田芳巳)
26. 職場としての配慮(村木真紀)
27. 包括的性教育の実践(金久保祐介)
28. 法律家の視点―人権・アドボカシー―(鈴木朋絵)

第8章 団体紹介
29. 当事者支援の実践─家族へのケア・家族への配慮─(三輪美和子)
30. 当事者支援の実践─複合的マイノリティの視点─(松本武士,武藤安紀)
31. 当事者支援の実践─ HIV 陽性者への支援─(生島 嗣)
32. 当事者支援の実践─ソーシャルワークの視点から─(桂木祥子)
33. 当事者支援の実践─貧困,ハウジングファーストの取り組み─(金井 聡)

第9章 まとめ
34. 結びとして─医療機関を変えていくためにできること─(吉田絵理子)

巻末付録
1.サポート団体
2.おすすめの映画,書籍,絵本,コミックス
3. さらに学びたい人向けの医学系の書籍・文献・ガイドライン