集会とセミナー
これまでに開催された集会やセミナー
第2回心理職全国交流集会
確実に高まっている“心理職”のニーズを再確認
2025年7月5日(土)に一日かけて、初めてハイブリッド形式で心理職全国交流集会を開催しました。午前は、参加者自らの手挙げで準備された活動内容が5本報告され、後半は「令和6年能登半島地震」での心理職支援について、受け入れた側の石川民医連からもご報告をお願いし、学び・交流しました。
午前中のプログラムでは、「外来・病棟・地域で多職種連携で密にカンファレンスしながら活動を展開している」「いつも思う事は、生活がままならないのに心のことなんて考えられないというケースワークの視点」「急性期から亜急性期、外来まで人生に伴走できる醍醐味と、最後のとりでとして地域から大きな信頼のある民医連で働けるやりがい」「看護師資格も持つものとして経営的な困難の中、看護業務兼務で働いているが、地域密着型の病院で緩和ケア・グリーフケアにも深く関わっていきたい」「患者サポートセンターの一部署として心理相談室を構えていて、病院の窓口機能であることを意識して活動している」など、多彩で個性的な特徴ある報告がなされ、心理職能の幅広さを実感させられました。午後は東日本大震災から熊本地震、そして能登と、民医連としての震災支援の関りがアップテートされてきた歴史も学び、「手引き」として整理して欲しいとの声も出されました。
『そもそもの心理士としての姿勢から、業務上の具体的な取り組みや工夫まで、伺うお話全てが刺激的で、自身の役割や立場を再認識する機会となり、大変有意義な時間でした。様々なアイデアも浮かび「私もがんばろう」と元気をもらえました』などの感想が寄せられました。
ノーリフティングケアを学ぶ
腰痛問題を“職員ケア”の重要課題にしよう
2025年2月10日(月)、今期シリーズ第一回目となる“職員の健康を守るオンラインセミナー”を開催し300人余が視聴しました。
今回は『日本の看護・介護職場の腰痛問題~予防の歴史とノーリフティングケア』と題して、垰田(たおだ)和史医師(働くもののいのちと健康を守る全国センター理事長)にお話ししていただき、また、行政のノーリフティング推進事業のモデル事業として組織的な実践をされている青森保健生協からもご報告いただきました。
垰田医師は、介護職員の仕事の負担に関わる悩みは、人手不足と賃金に次いで「腰痛」と答えており、腰痛については「法人の努力で解決可能な課題」と。休業理由の6割以上が腰痛であり、他産業では発症が減少しているのに「保健衛生業」のみが右肩上がりに危険度が増している事、しかも看護師の腰痛を労災申請しないと回答した職場が7割以上あり、実際には腰痛が原因で休業や退職という事態が、現場には相当数拡がっていると注意喚起しました。
ノーリフティングケアを実践している所では、① 職員の安全や負担の軽減は、ゆとりのある「人間的」な介護に繋がる、②抱き抱えない介護は、利用者さんにとっても、安全で快適な介護に繋がる、③抱き抱えない介護は、利用者さんの意欲や機能の維持回復に繋がる事が報告されており、ノーリフトを宣言している事業場に職員が集まる事や、利用者の通院減少・褥瘡予防や自立歩行にもつながることを示されました。
第46期全日本民医連職員育成責任者会議を2024年9月25日に開催しました。
動画と資料を全日本民医連職員専用ページに掲載しました。
県連・法人ジェンダー委員会の取り組みや、人権や多様性について職員育成と結びつけた取り組み、「LGBTQ」に関する学習会実践、理念や倫理の学習など、健康で働き続けられる職場づくりに大切な内容が豊富に学べます。
☛ Passwordなどは当該県連事務局にご照会下さい。 (きらり看護『職員専用のページ』に繋がります。)
オンラインセミナー
2024年度労働安全衛生そもそもセミナー(2024年6月)を開催しました。リアルタイムで500人が参加した人気のセミナーです。労働安全衛生活動のそもそもと時々の産業衛生のトピックが解りやすく学べます。3回目となりましたがリピーターも多いです。年一回6月に開催しています。
○講師 岡田 崇顧 先生○
日本産業衛生学会社会医学系指導医・専門医、産業衛生指導医・専門医、 高知医療生活協同組合産業保健・労働衛生工学担当・高知生協病院副院長、 全日本民医連職員健康管理委員
職員の健康を守る交流集会
第11回全国集会(2023年12月)を大阪市内で開催しました。
職員の健康を守る交流集会への問題提起|第9回(2019年11月)と第10回(2021年10月)について