腰痛対策では一進一退という感じです。ノーリフト(ノーリフティングケア)について、改めて教えて下さい。|Q&A
掲載日:2024年12月9日/更新日:2024年12月9日
Q. 介護現場などでの腰痛対策について、労働衛生の3管理の視点から教えてください。
A. ノーリフトの推進(作業環境管理、作業管理)、床に物を置かない(作業環境管理、作業管理)ことなどが大切です。厚生労働省から発行されている「職場における腰痛予防対策指針」に3管理別に記載がありますので参照してください(Ⅳ 福祉・医療分野等における介護・看護作業)。
Q. ノーリフトをトレンドにする為には、やはり学習が必要でしょうか?海外では進んでいるのですか??
A. 学習も必要です。スライディングボードなど使うと負担が軽減することなどが理解できる実務的な学習をおすすめします。海外でも進んでいる国、進んでいない国あります。日本が遅れているとは思いません。高知県などいくつかの自治体では県をあげて推進しています。「利用者にも職員にも優しいケアを 高知家まるごとノーリフティング宣言」も参考にしてください。
Q. ノーリフトは大きな機器を導入するというイメージが強いのですが。
A. ノーリフティングとは、リフトなどの福祉用具を使用するケアのことではなく、医療や福祉の現場から腰痛をなくす取り組みそのものを言います。腰痛予防は個人の努力や技術だけでは限界があります。事業者が職員を守り、職員を守ることで利用者を守るという考え方のもとに、安全に安心して働ける職場を作る労働安全の取り組みです。
使用者(管理部)の安全配慮の姿勢が肝心となります。
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