5-1 女性労働と健康|多様性などに配慮したヘルスケア
掲載日:2026年9月4日/更新日:2026年9月4日
この資料について
1)女性ホルモンとライフステージ
民医連職員の約70%が女性職員です。そして女性
でも医師・看護・介護などの職種では夜勤を含む交
替制勤務者が多いことが特徴です。女性には特有の
健康課題があります(厚労省の図)。ライフステージ
や女性ホルモンの影響によって罹りやすい病気や症
状があることを、男女共に理解しておくことが大切
です。女性が働きやすい職場は、誰でもが働きやす
い職場づくりにつながっていきます。
1994年にカイロで行われた国際人口会議で「セク
シュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツ(S
RHR)」(性と生殖に関する健康と人権)が提唱さ
れました。「女性と健康」についての国際的な運動の
高まりな中で生まれ、女性が生涯人間として健康管
理できること、女性の自己決定権など「女性の基本
的人権」として確認されています。日本では内閣府・
男女参画会議の基本方針として明記されています。
その実現のためにも女性特有の症状、特徴を男女が
共有していくことが重要です。
2)月経・生理
個人差はありますが、初潮の平均年齢は12歳、閉 経は50歳です。一生で450〜500回生理(月経)があ ることになります。それに伴い思春期から性成熟期 にかけて、月経痛、PMS(月経前症候群)、子宮内 膜症、子宮筋腫など月経や女性ホルモンの増加によ りおこる症状が増えています。子宮内膜症は適切な 治療をしないと不妊の原因になるといわれています。月経に伴う不調は、働く女性の一番の課題です。 月経前・中に「何らかの不調を感じている」人は、 20歳代で80%以上、30歳代で70%以上といわれてい ます(内閣府男女共同参画局「男女の健康意識に関 する調査」2018年)。しかし、異常を感じていても 「何もしていない」人が多いのが現状です。
不調を緩和できる薬の服用や子宮や卵巣の病気の 発見のために早めに婦人科を受診しましょう。鎮痛 剤だけでなく、低用量ホルモン剤(ピル)の服用や 漢方治療もあります。また、生理日に著しく就業が 困難な場合には、休暇を請求できることは労働基準 法で決まっている権利です。
(関連資料)全日本民医連 職員の健康を守る
こんな時に利用する
『健康で働きつづけられる職場づくり』



