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全日本民医連SOGIEフェス2026 増田剛会長のあいさつ(全文)

掲載日:2026年9月9日/更新日:2026年9月9日

2026年6月5日
                                   平和と労働センター2階

 全日本民連で会長をしています増田と言います。埼玉協同病院で内科の仕事をしています。全日本民医連SOGIEフェスで挨拶をということで、かなり緊張してやってまいりました。
 今日まだ仕事の関係で参加できていませんが、皆さんご存じの菊地修司(SOGIEコミュニティメンバー)さんは僕の大学の後輩なんですが、彼からこういった取り組みをやりたいというふうに非常に熱いメッセージとレターをもらったのは、今から5、6年前の話です。もちろん僕自身もその時はそういう課題に向き合わなくちゃいけないということは頭では理解していましたが、正直言って大変ドキマギして、さてどんなふうにしたらいいのか悩んだことを覚えています。課題は認識しているもののあまりに不勉強、どうしたらいいんだろうというふうに思いました。
 その後、皆さんご存知のようにコロナ禍になって、いろんなことを体験し学びましたが、特にこの日本においてのケアやケア労働が疎外されてきた事実を突きつけられたわけです。その中で、ケアの倫理に出会い、それをもとに人権論を深めたこの間の3期だったのではないかなと思っています。憲法13条、14条、24条、そういったことを学ぶ中で、例えば「結婚の自由をすべての人に」訴訟、当事者との出会いがあったり、本当に多くの変化が私たちの中で起こりました。それで、この課題に正面から向き合うことが、民医連自身の成長にもつながるし、我々がいろんなことをこれから乗り越えていく上で、かけがえのない、欠かせない課題だということに気づいたわけです。
 今年2月に47回総会が岩手で開かれました。その時に新しい役員の選任をおこない、女性比率が4割を超えました。これは相当の努力をしないと実現できないことなのですが、前理事会が大事な課題だということで真剣に取り組んだ結果です。加えて例えば歯科衛生士さん、ケアマネジャーさんなど、従来そういった職種で理事になることがなかったんですけれども、多様な職種の方が理事会を構成するようになったことも今回の特徴です。
 それは皆さん方の活動、そのことがこうした結果に大きく影響したことはぜひお伝えをしたかったんです。そして、総会のスローガンを3つ掲げていますが、その2つ目の中に「公正でジェンダー平等と多様性が尊重される社会と民医連をめざし対話・行動しよう」という文言があります。いろんなところから質問が出ました。多様性が尊重される社会はわかるけども、なぜ「社会と民医連」なんだと。「民医連」をつけた理由は何かというと、私たちこうした取り組みをやってきましたけれども、決して十分じゃないです。さっきも「この会館では『誰でもトイレ』は1階しかない」って言ってましたね。もしかしたら自分の普段近くに、職場の自分のすぐ近くに、同僚の心のない言動、もしかしたらその同僚自身も気づいてないかもしれない言動によって傷ついている仲間がいるかもしれない。まだ民医連ではそのぐらいの状況なのではないか。そういうことを真摯に認めて、民医連自身が変わり、成長しなければいけないということをスローガンに込めました。そのことをぜひ知っておいていただけたらと思います。
 今、社会も、世界も本当に大変なことになっていますけれども、いろいろなことに我々がぶち当たって乗り越えていく時に、この課題の前進というのは欠かせないと思います。そうした意味でも、皆さんの取り組みがこれからも民医連全体の運動を牽引していく、そのことを切に願いまして、全日本民医連理事会からのメッセージとさせていただきます。ぜひこれからもごいっしょに頑張ってまいりましょう。

以 上

2026年6月5日に行われた全日本民医連SOGIEフェスでの開会あいさつです。
企画についてはの紹介は下記記事になります。
https://min-iren.net/sogie/news/6642/